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このあとどうしちゃおう

2019.07.08

こんにちは。
オールフォーワングループの有田です。
こちらのグループに勤め始めて来月で1年になります。
相続や遺言という、人生において大変重要かつ難しいお仕事をさせていただいています。
そのような中で、やはり人間として大変重要かつ難しい命題について、考えさせられることが多い毎日です。

人は亡くなったら、どうなってしまうのか。
この命題に対して、今まで多くの人々が宗教上、医学上さまざまなアプローチをしてきました。そして、それぞれの分野において、ある意味、説明のつく定義や観点も確立されています。ただ、個々人においては、身近な人の「死」に対して、そのような一般的な説明では納得がいかないであろうことも事実です。

遅かれ早かれ、どのような人にも平等に訪れる死というものをどう受け止めるのか。

米国の人気作家ダン=ブラウンの『ロスト・シンボル』に登場する科学者の研究では、ある人間が息を引き取った直後に微量ながら質量が減少し、最新の装置でそれを測定する場面が描かれます。もちろんフィクションなのですが、今後、宗教や寓話で言うところの「魂の存在」を科学的に実証、実感することができるようになるかもしれません。

また、数年前に話題になった「千の風になって」という歌は、死者の目線で表現されたもので、亡くなった人の思いや存在は季節の万象の中にあるという、大変示唆的なものでした。

私が最近気に入っているのは絵本作家ヨシタケシンスケさんの『このあとどうしちゃおう』という作品です。男の子が祖父の死後に見つけたノートには、祖父が考えた死後の世界がユーモアたっぷりに描かれています。思わずくすりと笑ってしまう独特の死生観なのですが、男の子は気づきます。
「おじいちゃんは死んでいくことが不安だったから、できるだけ楽しいことを考えたのかもしれない」

祖父は自分が亡くなったら気づかれないように家族を見守る方法をあれこれ考えていて、その中に「風に吹かれて舞うビニール袋になって」という表現が出てきます。まさに「千の風になって」と同じように、現世の日常の中に亡くなった方の思いや存在は安らかに漂い、私たち生きている者のささやかな営みを見守っているのかもしれません。

 

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